2024年5月20日月曜日

NPO法人ワーカーズネットかわさきで活動する弁護士が解決した事件が報道されました。

 

NPO法人ワーカーズネットかわさきで活動する弁護士が解決した事件が新聞等で報道されました。

【事案】

神奈川県川崎合同庁舎1階電気室で警備員が感電死した事件で,遺族が神奈川県及び警備会社に対し,安全配慮義務等があったとして損害賠償請求をした事案。裁判所から神奈川県及び警備会社において法的責任があることを前提とする和解勧告があり、解決金3800万円で和解(勝利的和解)。

【報道】

川崎・警備員感電死訴訟 「息子の死 無駄にしないで」 和解の遺族、再発防止徹底訴え:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

NPO法人ワーカーズネットかわさきでは、労働者や労働者のご遺族の権利を守るために、そして、痛ましい事故が二度と起こることがないように再発防止のための活動もしております。

ぜひお気軽にご相談ください。


2024年4月15日月曜日

専修大学寄付講座「実践知としてのワークルール入門」を毎年開講しています(弁護士林裕介)。

 専修大学で、寄付講座「実践知としてのワークルール入門」を毎年開講しています。
 
 この講座は、当団体に所属、関係する弁護士、労働組合員、社会福祉士など、各分野の専門家が講師となり、実際に経験した事例などをあげながら、単なる知識でなく、今日からでもすぐに利用できるような形でのワークルール(労働法)の習得を目指すものです。

進め方としては、ケーススタディやグループワークなどを重視しています。働き方やその改善方法などについては、必ずしも1つの正解があるわけではないので、皆で意見を出し合い、そして考えながら、楽しく実施しています。

当団体の活動は、このようにワークルールを一緒に学ぶ、ということを柱の1つとしています。これは、自身の働き方に少しでも違法・不当な点がある場合に、まずはその違法性・不当性に気づくことができるようワークルールの知識を身につけていることが重要だと考えているからです。

このようなワークルール関係企画は、専修大学寄附講座以外にも実施していますので、改めてみなさまにご案内したいと思います。

2024年2月12日月曜日

雇用形態の違いによる格差を無くそう

 

 昨年から「シュウマイの崎陽軒」の駅売店で働く組合員の賃金、一時金、労働条件・労働環境改善の交渉をはじめました。

 組合員は、十数年前から非正規雇用で働き、数年前に無期雇用になりましたが、一昨年まで賃上げ無しで、昨年初めて賃上げが有りました。昨年の年末一時金(ボーナス)は7万円でした。フルタイムで3日間の交替勤務(早出、遅番、休日)で盆休みや正月休みも無しで働いています。雇用形態の違いでこれほどまでの賃金格差が生じています。ただこれが、崎陽軒だけ特別とは 言えない現状があると思います

 また、無期雇用契約は雇用が確保されるだけで、フルタイムで働いていると「パートタイム・有期雇用労働法」が適用されないと言われています。

 こうした不合理を無くす為に、行動していきましょう。

 

JMITU川崎支部 細谷