2016年5月16日月曜日

ワーカーズネット講座 第28回「店長だから残業代は支払われない??「管理監督者」制度の罠」


管理職になったのに給料ダウン!?
ファーストフード店の店員が、店長を任せられ、今まで以上に仕事も忙しくなったのにもかかわらず、店長だからという理由で残業代が支払われなくなり、収入は店員時代より減少してしまった。こんなことってありなの??
これは、「管理監督者」に該当するとして、労働基準法の一日8時間、週40時間以上働いた場合に残業代支払い義務が発生する規定の例外扱いとなることで起きることです。
店長や部長などの○○長という役職名がつき、管理職になった場合は、もう残業代は支払いを一切受けられなくなってしまうのでしょうか。
「管理監督者」にあたるのは
「管理監督者」に残業代が支払われなくなるのは、
経営側と一体的地位にある管理職であれば、誰かに労働時間を管理されることなく自分で自由に労働時間を決められるし、残業代を支払わなくてもそれに見合った手当が支払われるから不当に搾取されることもないという理由から、管理職には残業代を支払わなくてもいいとされています。

労働法を悪用するブラック企業
しかし、このような労働法の定めを悪用しようと悪知恵働かせるのが、ブラック企業の手口です。
名ばかり店長、名ばかり部長など、「あなたは管理職ね」と、役職名だけ管理職にして、実際は管理職とは言えないような権限しか与えられず、自分で自由に労働時間を決めることもできず、待遇も悪い場合も多々あります。
裁判例では、マクドナルドの店長が、管理監督者にあたらないと判断されたケースもあります。役職名にかかわらず、実態が重要なのです。
おかしいとおもったら、専門家に相談しましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿